聖鯖を舞台に自由に生きる一人の漢の、身を削るような生き様を自由な文章でつづる日記。
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熱闘甲子園番外編act2
2006年08月19日 (土) | 編集 |
連書きです。最近こういうのが多い…。

act2、こちらは私情を挟んだ記事になっております。
記事が徐々に長くなっていき見づらいと思うが…、そういう理由だとご理解下さいw

act1で書いたように、九州勢を応援しているのが中の人。
さて、今年はどうだったか…。

今年は休暇の都合上、結構多くの試合を見ることが出来た。
そして、今年の九州勢は2回戦を4校が突破した。そのいずれも、記憶に残るチームばかりだった。


まず、春の選抜でも活躍した八重山商工。
報道では緒戦後の伊志嶺監督と主戦の大嶺投手との内紛が広く伝えられていたが…。

3回戦、智弁和歌山戦では8人の3年生が全員スタメンで登場した。
結果は8-3で敗れたものの、伊志嶺監督は「私に口汚くののしられながら、
人の倍以上練習してきた。子どもたちは日本一。全員が力を出し切った。
何も言うことはありません」と最後に笑顔を見せ、全員が笑って甲子園を去っていった。


福岡代表の福岡工大城東。下馬評では、上位に来ると思われていたチームではなかった。
だが、3回戦。全国屈指の有力校の東東京・帝京相手に、最後まで喰らいついた。
序盤に主戦が崩れて4点を先制され、追う展開。
しかし、反撃を信じて3回以降は帝京の強力打線をずっと0に抑える。

その踏ん張りから反撃の機会を待ち、6~8回にジワジワ追い上げ、4-4の同点とした。
試合は延長になったが、最後は帝京の猛攻の前に1歩及ばなかった。
帝京は次の智弁和歌山戦では9回に一気に8点を取って、一時は逆転した…それほどの打線だ。
その強力打線をよく抑え、見事に接戦に持ち込んだというのが、正直な感想である。

ちなみにこのチーム、「ドカベン」と呼ばれた香川伸行さんの息子がいた。
この日は強打の帝京対策として、3番スタメンで使われていた。
タイムリーはなかったものの5打数2安打と結果を残し、
相手投手にプレッシャーをかけるため、打席ではいつもフルスイングした。
彼は父を超えることは出来なかったが、彼なりに出来る限りの事はやれたのだろうか。


次に熊本工。長打の目立つ大会の中で、こちらは3回戦に至るまで、チームのHRは1本もなかった。
地区予選は圧倒的な打力で勝ちあがってきたチームが、甲子園は接戦の連続。
だが、熊本工らしい粘り強く凌ぎ、チャンスを確実にモノにして加点する野球を見せてくれた。

1回戦は相手の三重高の打線に15安打を打たれながら、4点に抑えた。
打線は四死球を生かして、5安打に抑えられながら6点を取り競り勝った。
2回戦では強豪の奈良・天理に競り勝って3回戦にコマを進めた。

しかし、3回戦の京都・福知山成美戦では序盤リードする展開ながら、中盤以降は点が取れず。
終盤、先発が捕まり、リリーフのエースも捕らえられて逆転負けした。

熊本工のエース、前田投手は6月ごろに肩を痛め、熊本大会での登板は2試合で計1イニングだけ。
「みんなに連れてきてもらった甲子園。みんなにありがとうを言いたい」と涙はなかった。

甲子園では、後半からリリーフで投げてきた。終盤を抑えて、勝利に貢献してきた。
この日も登板した7回は見事に抑えたものの、8、9回に長打を打たれて逆転を許した。
無論、肩は100%の状態ではない。だが「肩のせいじゃない。相手の力が上でした」と
いいわけはしなかった。

高校生活を振り返ると「勝って当たり前の熊本工のエースは重かった」という。
でも「うちのエースはおまえだから」という仲間の言葉に支えてもらってきた。
9回、3安打されたが、マウンドでは悔しそうな表情はせず堂々として見せた。
打たれた球はすべて直球。
「悔いの残らないように自信のある球で勝負したかったから」と最後まで自分らしさを貫いていた。

全力プレーで戦い抜いた選手達。
試合が終わり、相手校の校歌を整列して聞く時、皆堂々と前を向いていた。


最後に、今日ベスト4で惜しくも敗れた鹿児島工。
春夏通じて初の出場のこのチーム。鹿児島から県立高校が出場するのは、53年振りとのこと。

今年の鹿児島大会、私立の強豪の樟南、鹿児島実、神村学園といった学校が早々と敗れた。
その中で第3シードの鹿児島工が接戦に次ぐ接戦をものにして勝ち抜いたのだが…

実力は全くの未知数だったが、甲子園に来たら予想外の勝負強さを見せ続けた。
激戦の鹿児島大会を勝ち抜いた力は本物だった。

準々決勝の福知山成美戦では、1点を争う展開。
2-1で追いかける7回、代打で今吉晃一選手が登場した。
ここぞという場面の代打の切り札で、まさにムードメーカーと呼ぶに相応しい。

この日も遊撃手強襲の鋭い当たりを放ち、一塁へ頭から滑り込み。
「っしゃー」内野安打となり、雄たけびを上げた。
その後代走が後続の犠打と連打で同点の本塁を踏み、延長の末の勝機を呼び込んだ。

彼は元々は控えの捕手だったが、昨夏の終わりに腰を疲労骨折。
今夏の鹿児島大会までに完治せず、全力疾走も捕手として座ることもできなかった。
「もう辞めよう」と思ったが、「打つだけでもいいじゃないか」という中迫俊明監督の言葉で、
代打に専念することを決意した。

鹿児島大会では全試合に代打出場し、6打数5安打。
甲子園の初戦の高知商戦でも8回に2塁打を放った。
鹿児島大会から準決勝までを通して10打数7安打の大活躍だった。
準決勝の早実の斉藤投手に、最も怖い打者だと言わしめた。

1試合に出番は一度だけ。弱気な自分を奮い立たせるため、
打席ではプレッシャーに負けまいと誰よりも大きな声を出す。
そんな姿が他の選手に元気を与え、中迫監督も「流れを変えてくれる男だ」と信頼を寄せる。

福知山成美戦の後、今吉君は「相手投手に抑えられてベンチは暗かったが、
『いけるぞ』という雰囲気に変えられてよかった」と自らの一打を振り返った。

準決勝では彼の一打は出ず、チームも3安打に抑えられ、5-0と完封負け。
しかし、最後までチーム一丸で何とか相手投手を崩そうと、流れを引き込もうと動き続けた。
序盤に点を取らせすぎた気もするが、大会最強かもしれない投手を相手に
本当によく頑張ったと思う。

この日も今吉君は打席に立った時も、ベンチでもよく声が出ていた。
高校野球で、代打に出ただけであれほどスタンドが沸く選手はいまだかつてない。
この日も彼の登場と共に、早実のアルプススタンド以外から大歓声が起こった。
彼の一挙手一投足で、スタンドが凄い盛り上がりを見せ、千両役者さながらである。
ある意味この大会のMVPは彼にあげたいぐらいだw

清峰や鹿児島工のような、県外から有力選手を集めた訳ではない、
練習環境も整っていない、練習量も私学には及ばない県立のチームが上位に行くのは、
判官びいきの俺には嬉しい傾向である。


そのような記憶に残るチームが去り往き、いよいよ明日決勝。
3連覇なるのか、野望を阻むのか…非常に楽しみである。
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